旧尾小屋鉄道での撮影
石川県の小松市にいしかわ子ども交流センター小松館という施設があります。ここには「なかよし鉄道」と呼ばれる園内鉄道が走っています。
と、これだけ聞くとちょっと大きな公園によくある園内鉄道と思いそうですが、ここに走っている車両は尾小屋鉄道という軽便鉄道で走っていた、歴史ある古い車両です。
こちらの車両はキハ1。夏の緑が良く似合うツートンカラーの気動車です。
列車に乗ってみると、これまたレトロな二段窓が着いています。小さな車体に似合わないくらい迫力ある立派なエンジン音を奏でながら、園内の森の中に敷かれた線路をゆっくりと走っていきます。
こちらの車両はディーゼル機関車のDC121。基本的に年に2度しか走らない、特別な機関車です。写真では微妙に分かりにくいですが、現存ディーゼル機関車としては珍しいロッド式の足回りが採用されています。
小さな機関車ですが、車内から牽引中の姿を覗くと、そこはさすがのディーゼル機関車。迫力満点の姿を見ることが出来ます。
区間が短く、場所もあまり便利とは言い難い場所ですが、特別運転を実施した8/26には多くの人が集まっていました。
こちらの車両ですが、見学も乗車も無料でした。こんなに貴重な車両に無料で乗れてしまうのか……と驚きました。オススメスポットですので、ぜひ訪問してみて下さい。
#恐怖心より鉄道愛 阪堺電車編
Twitterで流行った#恐怖心より鉄道愛。
タグを見ていると気合い入った足場の狭い俯瞰の写真が沢山アップされていて、高所恐怖症の私は絶対に到達不可能な場所だなあと思ってみていました。本当は海を手前に波飛沫と列車、みたいな写真も撮ってみたいんですけど、なかなか安全性が高い良いポイントが見つかりません。
さておき、私なりの恐怖心をご紹介。場所は阪堺電車の今池駅前。関西の方やその道の方ならなんとなくわかるかと思います。当然どのような場所だろうと街は生活の場ですので、節度を持った撮影を心がけていますが、特にこうした敏感な街は特に気を遣います。
さて、ダル絡みや怒鳴られなどは国内外問わずあり、その度に小心者の私は怖がっているわけですが、なんとなく心に残っていたのがそんな今池でのエピソード。
スト缶を持ったおじさんからダル絡みをされました。身体の大きさは私より少し大きい程度とはいえ、声が大きくてガタイがよくて正直怖い。怖いながら玉出の写真は撮りたかったのでそのまま話を聞いていると、どうも私と地元が近いらしい。かつて「西成は色々な場所から流れ着く場所」と聞いたことがありましたが、本当にそうなのかもしれない……と思いました。
GR3で撮る神戸電鉄・北条鉄道
侘車という写真展にお邪魔した辺りから緩やかに気になっていたGR3。単焦点苦手だしなあと買わずにいたのですが、「焦点距離に頼らない練習をしてもう少し構図のセンス磨くべき」というアドバイスを最近貰いまして、単焦点でしか撮れないGR3を買ってみることにしました。
軽くて楽なやつもちょうど欲しかったし、物は試しということで(*≧∀≦*)
試写で神戸線の車窓を撮ってみました。
買った次の日、ひとまず北条鉄道に行ってみました。今までは①良い景色を探す→②合う焦点距離を探すという順番で撮影地と構図を決めていましたが、GRの場合は①28mmに合いそうな良い景色を探す→②より映える構図を探すというような形で撮影地と構図を決めていきます。GR3独特の色味もなかなか良い雰囲気でした。
別日ですが、神戸電鉄にも行ってみました。
焦点距離を固定してしまうことで、今までなら無視していた被写体や撮り方に気づくことができました。また、小さくて軽いので、この写真のように小さな花を見上げるような無理な姿勢で撮っても腕が疲れません。構図を吟味する時間を増やせるという意味でもプラスなのかなと思います。街中スナッフでなくても軽さには価値があります。
以上、GR3ファーストインプレッションとここ1-2週間の撮影日記でした。しばらくGR3しか握っていないですが、Z6+大三元を握ってもGR3と同じように被写体を探せるかな……?というのは気になる所です。