鉄路の風土記

鉄道写真を撮りながら旅した記録

旧尾小屋鉄道での撮影

石川県の小松市にいしかわ子ども交流センター小松館という施設があります。ここには「なかよし鉄道」と呼ばれる園内鉄道が走っています。

と、これだけ聞くとちょっと大きな公園によくある園内鉄道と思いそうですが、ここに走っている車両は尾小屋鉄道という軽便鉄道で走っていた、歴史ある古い車両です。
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こちらの車両はキハ1。夏の緑が良く似合うツートンカラーの気動車です。


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列車に乗ってみると、これまたレトロな二段窓が着いています。小さな車体に似合わないくらい迫力ある立派なエンジン音を奏でながら、園内の森の中に敷かれた線路をゆっくりと走っていきます。


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こちらの車両はディーゼル機関車のDC121。基本的に年に2度しか走らない、特別な機関車です。写真では微妙に分かりにくいですが、現存ディーゼル機関車としては珍しいロッド式の足回りが採用されています。


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小さな機関車ですが、車内から牽引中の姿を覗くと、そこはさすがのディーゼル機関車。迫力満点の姿を見ることが出来ます。

 

区間が短く、場所もあまり便利とは言い難い場所ですが、特別運転を実施した8/26には多くの人が集まっていました。

 

こちらの車両ですが、見学も乗車も無料でした。こんなに貴重な車両に無料で乗れてしまうのか……と驚きました。オススメスポットですので、ぜひ訪問してみて下さい。