鉄路の風土記

鉄道写真を撮りながら旅した記録

春の夜の夢 小湊鉄道



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春の夜の夢

小湊鉄道 飯給にて

 

久しぶりに再会した家族と共に、関東で久々の撮影。時代が時代なのと、家族の会話もしたかったので、車で行ける場所での撮影にしよう、なんて思って小湊鉄道に来ました。来てみると、思った以上に人が多くて驚きました。以前から春は人が多かったですが、こんなに多いのはなかなか記憶にないです。とはいえ、土地は広いので、「密」にはほとんどなりません。こうして人気スポットになることは、路線存続に直結するわけで、ファンとしては喜ばしいです。

 

飯給のライトアップは以前にも撮影していたので、今回は定番からは外れて正面がちに狙いました。

 

暗所に強いNikon Z6と、これまた暗所に強い70-200 f2.8が見せてくれた新しい境地でした。正直、手持ち夜景で動く列車をブラさずに撮るなんて、以前の機材なら諦めたと思います。新しい道具で新しい世界を探しに行くことができることを実感しました。

こんな感じで道具の話をするとよく言われるのが「弘法筆を選ばず」という言葉。この言葉の由来はもちろん、弘法大師こと空海ですが、彼は「良工はまずその刀を利くし、能書は必ず好筆を用う」なんて言葉も残しております。やっぱり道具も大事なんです(とはいえ、感性もちゃんと磨いていきたいと思っています)